良かれと思ってやっていることが逆に不健康を招く

全く運動をしないという方よりも、健康のためにアレコレ頑張っている人の方が逆に不健康を招くことがあります。

先日来られた腰痛の男性患者さんは、改善のために毎日腹筋背筋を50回やっていました。
『それをしているとき腰は痛くないのですか?』と聞くと、痛いけど筋肉を鍛えたほうが良いと医者に言われたのでそれを忠実に守っていたそうです。しかし、逆にそれが負担になり腰痛を悪化させていました。

ほかの患者さんは健康のために週に3日は1時間のウォーキングを欠かさずしていました。そのせいかひざが痛くなってしまいました。聞くと数回捻挫をしたことがあり、詳しく検査をしてみると足首の関節がねじれていて、足裏の縦アーチもなくなっていました。この状態で歩けばひざに負担がかかることは明確です。

後者の方はなかなか自分では気づきませんが、前者の方は明らかに痛みがあるのに頑張った結果がこれでは報われません。

他にもたくさん例があります。

今は情報は手に入りやすい時代なので、”これをしたほうが健康に良い””これをしたら治る!”など知りやすいですが、その方法が自分に合うかは別です。いくらTVでいいと紹介された方法でも、逆効果になることもあるのです。

とにかく何かを始めようとする時はかかりつけの整体などあれば相談してみましょう。