冬に肩がこる原因

こんにちは、ボディコーチ院長上野です。

昨日今日とずいぶん暖かいですね。これでまた寒くなると身体もびっくりしてしまいます。

寒くなるこの時期は身体の調子が崩れやすくなります。特に肩がこりやすくなるのでもともと肩こり症の方にはつらい時期です。

 

この時期はどうして肩がこるのかといいますと、理由は3つあります。

①血流が悪くなる

②姿勢が悪くなる

③コートなどの重みが肩にかかる

 

①は単純に気温が低くなり血流が悪くなり、こりを助長させてしまいます。

②は寒くなるとどうしても肩を丸める姿勢になり、肩の筋肉が捻じれてしまいこりを助長してしまいます。

③はコートなど着るものが増えるため肩の筋肉が疲労しこりを助長してしまいます。

 

以上がこの時期の肩こりの原因となります。なので、ゆっくりお湯につかり身体を温めるほか、

肩や首を回したりして筋肉をよく動かしてあげてください。

それでも改善できないのであればお気軽にお問い合わせください。

『手でさするとなぜ痛みが和らぐのか?』

お腹が痛いときや、身体をどこかにぶつけた時など自然とその部分を手で押さえたり、さすったりします。

すると痛みが和らいできますよね。不思議に思ったことはありませんか?

 

その理由は痛みのメカニズムにあります。

痛みが起きると、神経という電線を伝い、脳に伝わり痛いと感じますが、脳に行く前にはいくつかの場所を介します。

その中の一つに脊髄の『後角』という場所があり、いわば脊髄の入口(ゲート)です。

 

痛みの刺激は細い神経をゆっくりと入口(ゲート)を通過します。この入口(ゲート)には門番的な人がいて入口を開閉したりしています。

手でさするということは皮膚を刺激していることで、この触覚の興奮が入口(ゲート)の門番に伝わり、入口を閉ざすように働きます。

入口が閉まってしまえば痛みの刺激は入ることができず、脳には伝わりません。

 

この理論を『ゲートコントロール』といいます。これが手でさすると痛みが和らぐ原理なのです。