整体に通っても改善しなかった理由

こんにちは院長上野です。

整体に通っても改善しなくて悔しい思いをした方もいるでしょう。

この『改善しない』にはいくつか理由があります。

 

1、アプローチが間違っていた

2、整体師の経験が乏しかった

3、整体師への不信感があった

4、痛みの根っこが深かった

5、器質的な問題があった

6、内臓の病気が痛みの原因だった

7、生活習慣があまりにも乱れている

8、改善しないほうが都合が良い

9、整体師に治す気がなかった

10、患者さんに治る気がなかった

11、つらいときだけ整体に行く

12、まだ痛みを残しておく必要があると身体が判断している

 

7番の『改善しないほうが都合が良い』というのは、患者さんは身体に不調があったほうが,生活上、仕事上なにかしら都合が良いことがあるのです。

例えば、不調だと仕事を休める口実になる、周りに心配してもらえる、優しくしてもらえる、気にしてもらえるなど

身体が不調だと何かしらメリットがある場合本人の意思に反して改善しないことがあります。

 

11のつらい時だけ整体に行くというのは、

結局根本が解決できていないので、また症状が繰り返されるということです。

本当に改善させたいのであれば、痛みが強くない時にもちゃんと通うことが大切です。

 

『整体に何回か通ってみたけどいまいち改善しないから、ほかの整体に行ってみよう』

1,2,3、9などであればほかに行けば改善できるかもしれません。

しかし、それ以外の理由ならどこにいっても改善は難しいと当院は考えます。

整体のよくある疑問、質問【冷湿布と温湿布の効果と使い分け】

よく患者さんに質問を受けるのが”湿布”についてです。

湿布には冷湿布と温湿布がありますが、どういった効果があるのか?どっちを使ったらよいのかいまいち分からないですよね。

 

まず基本としては心地よいと感じるほうを使えばいいのです。というのは、どんな痛みであれさほど変わらないものなんです。

冷湿布はメントールによって”冷たい”と感じますが(温湿布はカプサイシンによって”温かさ”を感じます)、

実際皮膚の温度は1~2度変わりますが、痛みを起こしている筋肉には届きません。これは温湿布でも同じです。

 

例えば、ぎっくり腰のように損傷した筋肉が炎症を持ち、冷やしたほうがいいものがあります。これに対して冷湿布を張れば

冷やしたことになるのか?これは全くなりません。先にも言いましたが、湿布の冷たさ(または温かさ)は

筋肉には届かないのです。(炎症性のぎっくり腰にはアイスノンでしっかり冷やしましょう)

 

しかし、湿布を貼るメリットがいくつかあります。

 

それは、湿布の冷感や温感をつたえる神経が痛みを伝える神経よりも太いため、痛みを送る神経の伝達よりも

早く脳に伝わります。これが痛みの感覚をごまかすことができます。

 

そしてもう一つ、湿布にはインドメタシンなどの消炎鎮痛剤が含まれており、これが痛みの物質である

プロスタダランジンの産生を抑制させ、痛みを和らげるのです。

 

ただ言えるのが、湿布はあくまで痛みを多少和らげるものなので、痛みの原因が改善したわけではありません。

また、湿布の使い過ぎは易刺激性を招き、痛みに弱くなることがあります。なので、やはり腰にしても肩にしても

問題があるのなら整体に行って診てもらいましょう!